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はじめに
4~6月 :春 7~9月 :夏
10~12月:秋 1~3月 :冬 としています。
○○の候は横書き
長めの文章は縦書きで書きしたいと思います。
今回は、お手紙ですので、少し、略して書いたりしている部分があります。
漢字は、ほぼ楷書ですが、ひらがなを少しくずしぎみでかいています。
流れとリズムを付けて書くようにしましょう☆
リズムを付けながら、強弱や字の大きさを変えたりして書くと、楽しく書けると思います☆ 楽しまないと♪
ある程度書けるようになったら、自分なりにアレンジして書いてみてくださいね。
画像を載せる都合上、縦書きの文章は改行しています。
実際は、その時に書く用紙に合わせて書いてくださいね。
課題はこちらです。
●1月
新春の候
朝起きるのがつらい季節です。
●2月
残雪の候
梅便りが聞こえるこのごろ。
●3月
早春の候
桜の花が待ち遠しいです。
文章を書く時の基本的なルール
① 漢字とひらがなが混在する場合、ひらがなよりも、漢字を20%大きく書く。
② 漢字の画数が少ない字は、小さ目に書く。
③ ひらがなの中でも、「こめとらる」は小さく書く。
■実践■練習
1月
新春の候
「新」はツクリの方を強調させて書きたいので、ヘンはツクリの陣地に入らないように書きましょう。
「春」は少し崩して書きました。楷書だと、右はらいの線を止めて書いて、次の「日」に向かっていきます。
「の」は小さく書きましょう。けっこう小さくて大丈夫です。
「候」ニンベンの真ん中くらいの位置に縦線を書きます。
「失」の部分をしっかりと正方形の形になるように書くと、字がどっしりとして、バランスが取れると思います。
朝起きるのがつらい季節です。
「起」がバランスを取るのが難しいです。字が転んで見えてしまう場案があります。アシの左右のバランスを見て書きましょう。
「つらい」をやわらかくひらがなの良さを生かして書きましょう。
「季節」はひらがなの間に入っています。少しだけ大きめに書きましょう。
2月
残雪の候
「残」下に向かって広がる形の字です。台形の形です。ヘンの左はらいと、右の大きいはねの部分で、字を支えます。
「雪」雨カンムリです。カンムリの右側ははらいます。点を打つ時に、だいたい等間隔になるようにしましょう。「ヨ」は下の方を左にずらすような感じで書きます。
※「の候」は省略。
梅便りが聞こえるこのごろ。
「梅」この字をきれいに書きたいです。念入りに練習しましょう。たくさん書いて味のある「梅」を書きましょう。ツクリの「毎」の余白の□(四角)を意識して書きましょう。
「便」ツクリの下の部分の左右のはらいの流れを意識して書きましょう。ひらがなの部分も流れるように、リズムを付けて書くと、意外といい感じに書けるものです。 基本がしっかりあることが大切★
3月
早春の候
「早」1番長い横線を、きれいな線で書きましょう。しっかり止まって、行き先を決めてすーーっとひっぱって、またしっかり止まります。
※「春」「の候」は省略
桜の花が待ち遠しいです。
「桜の花」をきれいに書きたいです。桜、の、花と分けないで、3文字を一筆で書くような感じで、つながりを出すと良い雰囲気になると思います。お花ですので、桜色の優しい字を頭の中で考えながら書いてみてください。
最後の「です。」は「す」で、きちんとバランスを取って締めましょう。
まとめ
今回は春夏秋冬の「冬」に書くお手紙の最初に書く文の練習をしました。
年賀状を書きそびれてしまった時や、寒中見舞いなどにも使用できます。
しばらく会ってない方に、新年の挨拶もかねて、お手紙を書くのも良いと思います☆
今回は、最初に書く挨拶の文章を練習しました。
今度、「結び」の文章の練習をしたいと思います。
最後に書く挨拶文です。それも、春夏秋冬の季節にちなんだ物で、日本の文化だなーと思います。
結びもとても大切な部分ですので、そちらも合わせて練習してみてくださいね★