こんにちは★
百合蔵と美句蔵です★
今回は、ストレス発散にもなって、集中力もUPして、字もうまくなっちゃう書法のお話です!
是非、有意義なお時間をお過ごしください!
Contents
臨書とは?
「書は臨書で始まり、臨書で終わる」とも言われています。
とても大切な書法の一つです。しかし、難しく考えることはありません。手本を見て、真似をして書いたことありますよね?書写の授業とかありましたよね?それが、臨書といえば臨書なのです。ただ、臨書しているぞーと意識を持つことが大切です。手本をよーーく見て、同じように書くぞ、と思って書くことが臨書の基本です。臨書には、その意識がとても大切なのです。
臨書の中でも、3つの種類に分類されます。
臨書というと、だいたいが形臨のことを指すのがほとんどだと思います。なので、今回は形臨に重点をおいてお話していきます。
形臨とは?
形臨(けいりん)とは、簡単にいうと、見た目をまねて書く事。
形を見て、筆の使い方を模索して、同じような流れがでるように書く。
同じ形になるように、止める。はらう。はねる。余白の形も真似る。強弱、大きさ、太さ、細さを同じように書くことです。意識を集中させて、筆を置く位置、入り方の角度を同じにする。同じ強さ、太さ、細さで線を引っ張り、同じ位置で同じような止め方をする。
これを何回も繰り返して字にしていきます。
この作業が、集中できます。
「無」になれます。
あっという間に時間がたっていてビックリしてしまいます。
そして、いろいろなことに気付くことができます。この線って長く見えてじつはこんなにみじかかったんだーとか。次はだまされないぞー、とか。
そう思って何回か書いていると、だんだん作者の字の雰囲気に似てくる瞬間があるのです!
この作者はここを少し丸くすることで、こういう風に見えるようにしていたんだなーとか分かってくるのです。
それに気が付いたときおもしろいです!!
そしてこれが後々本当に役立ちます。上手に真似ができること。これは強みです。
目からの情報が頭にいって、手に行くのですが、その間に、違った情報に変換されてしまったりもします。
集中力を鍛えて、書く手の指先まで、神経を届かせる感じです。
ほんとに「無」とはこのことか、と思うくらい、何も聞こえなくなってきたりもします。
ほんとおもしろいです!!
形臨はすぐに始められるので、おすすめです。
最近ですと、リラクゼーションにも写経がつかわれてたりもしますね。
座禅等とにたような効果があるようです。
ネットに落ちてる手本とかでもいいし、写経を筆ペンで初めても。。。
楷書から始めるのがおすすめです。
意臨とは?
意臨(いりん)とは、作品(手本)の作者の思いや、
時代背景も意識の中に入れて臨書する事。歴史や人物像も知らないといけません。
新たなお勉強が必要になりますが、歴史とか好きな方はより楽しめるのではないでしょうか。
背臨とは?
背臨(はいりん)とは、手本を見ないで、自分の記憶と意識で臨書する事。
なので、まず、手本を一度頭の中にインプットし、アウトプットするというちょっと違う種類の頭を使います。
大切なのは、手本からの読み取り、です。
字の形はもちろんのこと、どのような特徴、癖があるか。雰囲気。
読み取った頭の中の字を書くので、記憶が違っていたら違った字になってしまいます。かなりの集中力が必要になります。
同じように書いているつもりなのに、大きさも全然違ったりして。これは、まだまだかなりの修行が必要だ、と感じています。
まとめ
臨書は「書」の基本ともいえる大切な書法。
臨書には3種類ある。
形臨(けいりん)、意臨(いりん)、背臨(はいりん)。
形臨→同じ形、字になるように真似る
意臨→形臨に加えて、作者の想いも一緒に真似る
背臨→手本を見ずに、意識と記憶をもとに真似る
1番メジャーなのが形臨。
臨書のすすめ
自分で考えて創作したりするのは難しい時もあると思います。
でも、臨書は手本さえあればすぐにできます。筆でなくてもいいし、古典の手本でなくてもいいんです。
好きな字の好きな手本を見て臨書すればいいのです★お休みの日の午前中の1時間。無になる時間を作ってみてはいかがでしょうか?
百合蔵は形臨ばかりやっています。
なかなか思い通りに納得がいく臨書はまだまだです。書は奥が深く、終わりがないな、と思います。
私はまだ修行が足りず、美句蔵が鳴きだすと、きになってしまう・・・
甘やかし百合蔵なので、美句蔵が寝ているすきを狙って1時間ほど書きます。
稽古場で、書いてると2時間くらいあっという間です。
充実感、優雅な気分、すっきり感、リラックス、いろいろ味わえます。
百合蔵の心を満たしてくれてます。感謝もできる時間です。
ほんと、書は百合蔵にとってどんどん宝物になっていきます。