こんにちは。
百合蔵と美句蔵です。
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はじめに
最近、海外からの観光旅行客が多くなりました。百合蔵もたまにそういうイベントに参加したりします。
色紙に好きな字を書いてあげてプレゼントする企画があったのですが、
どんな字がいいですか??と聞くと
だいたい「富士」とか「舞」とか「舞子」とかが多いのですが、たまに、自分の名前を漢字に当て込んで書いて欲しいという方がいます。
百合蔵は、字は書けますが、国語の先生ではないので、漢字が全然わからない・・・
最近は、そういう外国人向けのイベントの時は辞書を持参していきます。DURAN(デュラン)とかの「デュ」とかどうしたらいいのか・・・難しい・・・(笑)
その時は結局【寿欄】にしました。かっこいいでしょ(笑)気に入ってくれました♪
まだまだ、勉強しなければいけないことだらけだなーと痛感しました。
当て字を漢字で書くっていうのも面白いなーと思いました☆今度やってみようかなー♪
さて、今回は百人一首★
始めていきましょー★
今回の歌について簡単な解説
今回の歌は、
■「みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ」
【意味】
みかの原を分けて湧き出てくる泉川の「いつみ」ではないが、いったいいつ見たというので、このように貴方が恋しいのだろうか。
【解説】
”みかの原”:現在の京都府相楽郡にあり、かつて恭仁京(くにのみやこ)があった。
”わきて”:「分きて」と「湧きて」を掛けている。
”いづみ川”:今の木津川。
作者は中納言兼輔。
■「山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば」
【意味】
山里は、冬の寂しさがまさって感じられる。人も来なくなり、草も枯れてしまうことを思うと。
【解説】
”山里は”:「は」は他との区別を示す助詞で、都とちがって山里はという意味。
”人目”:人の訪れ、出入り。
”かれぬ”:人目が離(か)れる、草が枯れるの二つの意味を兼ねている。
作者は源宗于朝臣(みなもとのむねゆきあそん)。
※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★
■実践■練習■
㉗みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
1行目最初の「み」から始まって、「み」が3回出てきます。自分の中の1番かっこいい「み」を最初にもってきてください。
2行目の「るる」は1つめの「る」の方が大きくなるように書きます。
3行目と4行目は同じ字が重なっています。
「み」もまた出てきました。
まったく同じ「み」にならないように書いてみましょう。ひらがなで同じ字にしないように書くのは難しいので、少しだけ変えてかいてみてください。最初の横線の入り方の角度を変えるとか、最後のはらいの線の長さを少しだけ変えるだけでもいいですよ。
5行目は「る」「ら」を小さ目に書いて、「む」をしっかりと書きましょう。
㉘山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人めも草も かれぬと思へば
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
この歌は、漢字が少なく、ひらがなが多いです。使われている漢字も画数が少なく、この歌全体が、カクカクした雰囲気を出していません。
ひらがなの曲線に合わせて、漢字も崩して曲線を意識して書きました。
1行目の「山」も「里」も角が多い字ですが、カクっと曲がらないでくるっと曲がるように書いています。
「里」は縦線から最後の2本の横線はぐにゃぐにゃっと書いています。
4行目にある「人」「草」も線をやわらかくしようと意識して書きましょう。
5行目の「思」も角を取って丸くして、心の部分もやわらかく書いています。
ひらがなの部分は、ひらがなの良さを生かして、リズムを付けながら強弱を意識して書きました。
まとめ
今回は、1つの歌の中に同じ字が出てくる場合のお勉強をしました。
まったく同じ字が並ぶとやはりちょっとヘンなので、少しずつ変化させて書くようにしましょう。
百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★
↑だんだん知識が増えてきたのではないでしょうか???
どんどん続けましょう~~♪↓↓