こんにちは。
百合蔵と美句蔵です。
美句蔵 おすわり中♥かわいい♪
さて、今回は47回目☆
ラスト3回です★
百人一首もだんだん覚えてきましたね♬
Contents
今回の歌について簡単な解説
今回の歌は、
■「世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも」
【意味】
世の中はいつまでも変わらずにあって欲しいものだ。渚を漕ぐ漁師の小舟が綱手に引かれている光景は、なんとも感慨深い。
【解説】
”常にもがな”:永久に変わらなければ良いなあ。
”渚”:水ぎわ。
”あまの小舟”:漁夫の小舟。
”綱手”:船を引く縄で、綱手縄ともいう。
”かなしも”:心が惹かれる。
古今集の「陸奥はいづくはあれど塩釜の 浦こぐ船の綱手かなしも」を本歌取りした歌です。
作者は鎌倉右大臣。鎌倉幕府三代将軍、源実朝(みなもとのさねとも)として知られています。暗殺によって28年の短い生涯を閉じています。
■「み吉野の 山の秋風 さよ更けて ふるさと寒く 衣打つなり」
【意味】
吉野の山から秋風が吹き、夜は更けて夜寒の古都吉野では、衣を打つ砧の音が寒々と聞こえてくることだ。
【解説】
”み吉野”:吉野のこと。「み」は美称の接頭語。
”さよふけて”:夜がふけて。
”ふるさと”:旧都。かつて吉野には天皇の離宮があったことから。
”衣打つ”:昔は布を柔らかくするために打っていたことから。
古今集にある坂上是則の「み吉野の山の白雪つもるらし ふるさと寒くなりまさるなり」を本歌取りして、季節を冬から晩秋にして詠まれた歌です。
作者は参議雅経。
※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★
■実践■練習■
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世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
1番最初の字「世」は難しいですが、今までに何度か出てきました。
順番に練習して下さっている方はもう上手に書けているのではないでしょうか。
最初の「十」が肝心ですよ★
書く位置等確認しながら書きましょう。
2行目の「常」は、左右対称の字ですが、右側を強く書くように意識して書きましょう。字が左を向いているように見えたらバッチリ☆です。
3行目は、漢字2文字をしっかり書いて、「ぐ」は少し縦長に力強く書きましょう。
4行目の「小」は点の打つ位置に注意しながら書きましょう。
縦線に近くならないように書きましょう。
「舟」は、左のはらいの線を止めて書きました。形も楷書とは大きく変わっています。
楷書はどちらかというと、下に向かって広がっていく台形のような形ですが、今回は下に向かってすぼめて書いています。
行書にするとこのように形が変化する場合もあります。
5行目の「網」は画数が多い字です。少し大き目に書いて、次の「手」は少し小さ目に書きます。
「手」は横幅があまりなく縦長になるように書きましょう。
最後のひらがな部分は流れとリズムを意識しながらしっかりと書いておわりにします。
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み吉野の 山の秋風 さよ更けて ふるさと寒く 衣打つなり
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
この歌は、ちょっと変わっています。
最初の1行目がちょっと書きづらいかもしれません。
「み吉野」の書き方ですが、ひらがなだからと「み」をあまり小さく書きすぎてしまうとバランスがおかしくなってしまいます。
「み」はしっかりと書きましょう。
「吉野」も、しっかり書きすぎると漢字ばかりが目立つような不思議なバランスになってしまいます。くずしながら、主張しすぎないように書きましょう。
2行目はいつもの法則で、漢字を大きく、ひらがなを小さく書きましょう。
3行目は「さ」を少し大き目に書いてバランスをとります。
4行目の「ふるさと」をきれいに書きましょう。自分の思う「ふるさと」の字を書きましょう。
5行目は、漢字はしっかりと書いて、ひらがなはリズムよくかいて終わりにします。
まとめ
もう94の百人一首を書いてきました!!
着々と100首に近づいていますよーーー★
頑張って進めていきましょう
百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★
次は48回目☆ラスト2回です!!↓↓
ほかにもいろいろ練習して見てください↓