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■美文字道■お手紙や葉書を書く時の時候の挨拶を美しく書こう♪春編

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Contents

はじめに

○○の候は横書き

長めの文章は縦書きで書きしたいと思います。

 

今回は、お手紙ですので、少し、略して書いたりしている部分があります。

漢字は、ほぼ楷書ですが、ひらがなを少しくずしぎみでかいています。

流れとリズムを付けて書くようにしましょう☆

リズムを付けながら、強弱や字の大きさを変えたりして書くと、楽しく書けると思います☆ 楽しまないと♪

ある程度書けるようになったら、自分なりにアレンジして書いてみてくださいね。

 

画像を載せる都合上、縦書きの文章は改行しています。

実際は、その時に書く用紙に合わせて書いてくださいね。

 

課題はこちらです。

4

陽春の候

花の色が美しい季節になりました。

5

立夏の候

新緑の香りがすがすがしい今日この頃。

6

入梅の候

あじさいの色が美しく映える頃となりました。

 

文章を書く時の基本的なルール

   漢字とひらがなが混在する場合、ひらがなよりも、漢字を20%大きく書く。

   漢字の画数が少ない字は、小さ目に書く。

   ひらがなの中でも、「こめとらる」は小さく書く。

 

■実践■練習■

4月 

陽春の候

「陽」コザトヘンは、角ばってとがる所、丸く書く所を注意しながら形をまねして書いてみてください。止まる所はしっかり止まる。止まってからはねる、というように、強弱とリズムを付けて書きましょう。ツクリの「易」はひし形◇の形になるようなイメージで書きましょう。

「春」横線がたくさんあります。最初の3本線、日の横線3つ。この6本がだいたい等間隔になるように書きます。そして、右のはらいをしっかりかきたいので、スペースを確保するようにします。なので、左はらいの縦線は少し左側に寄せましょう。

「の」は小さく書きましょう。けっこう小さくて大丈夫です。

「候」ニンベンの真ん中くらいの位置に縦線を書きます。

「失」の部分をしっかりと正方形の形になるように書くと、字がどっしりとして、バランスが取れると思います。

 

花の色が美しい季節になりました。

最初の字の印象がとっても大切になります。

「花」をよく練習しましょう。漢字から解説していきます。

「色」は最後の線を、横にぐーーーっと引っ張ってから思いっきりはねて下さい。

「美」も目が行く所なので、かっこよく書きたいです。最初の点から、かっこつけて書きます。2画目の点を上の方に打ち、勢いよく次の線へ向かわせます。横線は、やや右上がりに書きます。そして最後の線で、ばしっと決めてバランスを取るようにします。

「季」は左右のはらいがポイントになります。右はらいを力強く書きましょう。

「子」  もはねからの横線をしっかりと書いて締めます。

「節」は竹かんむりです。どちらかというと、右側の方が大きくなるように書きます。最後の縦線へ向かうはねをしっかりと書きましょう。

 ひらがなの部分は流れとリズムを意識してください☆とくに「し」「り」は流れのままに。

 

5

立夏の候

「立」は「夏」よりも少し小さく書きましょう。11画を力強く丁寧に書きましょう。

「夏」は最後のアシの部分がポイントになります。アシの部分の1画目の左はらいと、最後の右はらいの線が字の支えになります。その2本の線の下の位置を合わせて、しっかりと字が立つように書きましょう。真ん中にある「目」の中の2本の線は、必ず左の縦線にくっつけて書きましょう。右側は離れていても、くっついていてもどちらでもいいです。

※「の候」は省略

 

新緑の香りがすがすがしい今日この頃。

「新緑」は青々としていて、生命力を感じる言葉です。力強く大きく書きます。

「すがすがしい」のひらがなの部分はまっすぐに見えるように書くには、

 「す」を少し右側に書くような気持ちで書くと良いと思います。

 「し」は縦に長く流して、「い」は、横長に書いてバランスを取ります。

 「今」は傘の部分を大きく、勢いよく書いてみましょう。画数が少ないので、強弱を付けて書きます。

 「日」は小さくまとまりよく書きます。

 「この」は小さく書きます。かなり小さくていいです。

 「頃」は最後の字なので、最後の点をきちっと止めて、○を書きます。

 「貝」の部分は少し崩して書きました。最後の横線を前に出して、左はらいへとつなぎました。そして、最後の点へ向かい、点をしっかり打ちます。

 

6

入梅の候

「入」は2画しかない字です。貴重な2本ですので、丁寧に書きましょう。しっかり止めて線を引っ張って、丁寧にはらいましょう。

「梅」ツクリの部分の「毎」の余白に注意して書きましょう。なかなか均等にはならないと思います。最後の横線の位置に気を付けましょう。

※「の候」は省略

 

あじさいの色が美しく映える頃となりました。

「あじさい」のお花のように美しく書きたいです。

 「あ」は比較的大きく書いていいと思います。堂々と書いて印象UPさせます。その勢いのまま「じ」へつなげましょう。

 「じ」の濁点はあじさいと書き終わってから打ってもいいです。その方が流れが止まらないので。

 もう「あじさい」が上手に書ければ、80%は成功です。

 ひらがなの「の」や「と」は小さく書きましょう。

 「色」「美」は4月を参考にしてください。

 「映」の「日」はヘンなので、最後の横線はツクリに向かっていきます。

 

まとめ

今回は春夏秋冬の「春」に書くお手紙の最初に書く文の練習をしました。

 自分で上手に書けたなーと思ったら、自分で自分を褒めてくださいね♪

そして、誰かに手紙を出してみてください。

きっと、喜ばれます!!

まずは身内とか、出してみるといいと思います。率直な感想とか言ってくれるし☆

違う季節もアップしていますので、そちらもぜひ練習してみてくださいね★

こちらが夏バージョンです⇒★夏のお手紙

 

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