こんにちは。
百合蔵と美句蔵です。
今回は25回目☆半分まで来ましたよーー☆☆
今回で50首に到達します!!やったーー!!
では、では、張り切っていきましょうーーー♪
Contents
今回の歌について簡単な解説
今回の歌は、
■「御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ」
読み方が難しいのでふりがなを載せておきます。
みかきもりゑじのたくひのよるはもえ
ひるはきえつつものをこそおもへ
【意味】
宮中の御門を守る兵士の焚く火が夜は燃え、昼は消えているように、私も夜は恋しさに燃え、昼は身も消え入るばかりに恋の物思いに悩んでいるのです。
【解説】
”御垣守”:宮中の御門を守る人。
”衛士”:諸国の軍団から毎年交代で京都へ上り、衛門府に配属された兵士。
”たく火”:焚いている火のこと。火を焚いて門を守るのが衛士の職務だった。
”物をこそ思へ”:物を思う。
作者は大中臣能宣朝臣(おおなかとみのよしのぶ)。平安中期の歌人、貴族で、三十六歌仙の一人です。伊勢大輔(61番歌)の祖父にあたります。
■「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」
【意味】
貴方に逢う為ならば惜しくないと思っていたこの命までもが、お逢いできた今となっては長くあって欲しいと思うようになりました。
【解説】
”君がため”:貴方に逢う為。
”長くもがな”:長く有って欲しい。
詞書に「女の許より帰りて遣はしける」とあり、意中の女性と逢った翌朝に贈る「後朝(きぬぎぬ)の歌」であることが分かります。
作者は藤原義孝(ふじわらのよしたか)。中古三十六歌仙の一人で、藤原伊尹(45番歌)の三男です。この和歌を詠んだ後、21歳の若さでこの世を去っています。
※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★
■実践■練習■
㊾御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
最初の「御垣守」は、少しだけ崩して書きました。
「御」は3個のブロックに別れています。1番右側のブロックは、少し下げて書きます。
「守」は、「寸」の部分の横線を前にぐいっと出すように書きましょう。ウカンムリからつながってきた感じを出しましょう。
2行目の「衛」も3個のブロックに別れます。「御」同様に1番右のブロックを少し下げて書きましょう。
3行目の「燃」は、下の4つの点を繋げて書きました。
4行目の「つつ」は1つ目のほうを大きく書いて2個目のつは少し小さ目に書きましょう。
5行目は、ひらがな部分にリズムを付けながら書きましょう。最後の「へ」は横長に書きましょう。
㊿君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
1行目、「君」は、横線を少し繋げるような感じで書きます。口の部分も角を取って少し丸く書きましょう。
2行目は、ひらがなが並びます。「し」、「り」は縦長に書いて、勢いを付けるようにします。
3行目の「命」は目立つ部分なので、きれいに書きましょう。最初の左はらいの線を丁寧に書きましょう。
最後の縦線もまっすぐ丁寧に書きましょう。
4行目は、漢字の「長」を1番大きく書いて、最後の「と」を少し小さ目に書きましょう。
5行目も同じく漢字を大きく書きます。最後「な」をしっかり書いて締めます。
まとめ
今回で半分まで来ましたね!!
頑張りました☆
百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★
↑なってきたかな?? うん。なってきてる!!
さらに素敵な人になるためにも次に進みましょうーーー♪♪
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