癖のない字が書きたい、名前をきれいに書きたい、大人な字に憧れる、字の勉強がしたい。一緒に勉強していきましょう★

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百人一首で美文字★

⑯百人一首で字が上手な人になろう♪★日本の文化☆漢字ひらがな手本付31・32番

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こんにちは。

百合蔵と美句蔵です。

今回は16回目です★

早速始めていきましょう♪

 

Contents

今回の歌について簡単な解説

今回の歌は、

■「朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪」

【意味】
夜がほんのり明け初めるころ、有明の月の光かと思われるほどに吉野の里に降る雪よ。
【解説】
”朝ぼらけ”:ほんのりと夜が明けるころ。
”有明の月”:夜明けに空に残る月。
”までに”:「まで」は程度をあらわす助詞。「ほどに」という意味。
”吉野の里”:現在の奈良県吉野郡。

作者は坂上是則(さかのうえのこれのり)

 

■「山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり」

【意味】
山中を流る川に風のかけたしがらみがありますが、それは流れようとしても流れることの出来ない紅葉でありました。
【解説】
”山川”:山の中の川。
”しがらみ”:「柵」と書き、川の流れをせき止める為に杭を打ち並べ、木の枝や竹を絡ませたものを言う。
”流れもあへぬ”:流れることもできない。

川の流れから外れ、吹き寄せられる紅葉を、人間がかけた「しがらみ」とみて詠んだ歌です。
作者は春道列樹(はるみちのつらき)

※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★

 

■実践■練習■

㉛朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に ふれる白雪

このような感じになりました。

5、7、5、7、7で改行して書いています。

1行目の「朝」は、左下の「十」の横線をぐいっと前から書きました。ツクリの「月」の右下のはねを大きく書きましょう。そうすることで、バランスをとっています。

2行目は「ありあけ」です。前回もやりましたね。「月」もよく出てきています。しっかり練習されている方はもう上手にかけるのでは??アレンジができる方は「月」を好きな字で書いてみてください★

3行目の「見」はさいごのはねを上に向かって大きく書きました。

4行目の「吉野」はカクカクした字ですがあまり硬くなりすぎないように書きましょう。

5行目は、白雪が降っているように書きましょう。百合蔵は「ふ」をふわっと書きました。あまりかたい重い雰囲気にならない方がいいかもしれません。妄想しながら書いてくださいね☆

 

⑥山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり

このような感じになりました。

5、7、5、7、7で改行して書いています。

1行目は、「山」も「川」の画数が少ないです。余白の間隔を見ながら、字が真ん中にくるように意識して書きましょう。意外とまっすぐに書くのが難しかったりします。字全体と、余白を見ながら書きましょう。

2行目の「風」は、1番右側の線が大事です。強さを表現しましょう。

3行目の「流」は、1番最後の線を力強く書きましょう。

5行目の「なりけり」は前回も練習した、縦線をきれいに書く事を意識して書きましょう。「り」は2個目の方が大きくなるように書きましょう。最後の字なので、しっかりめに。

 

まとめ

「山」や「川」といった画数が少ない字は、字形を取るのが難しいですし、線の質が際立ちます。1つ1つの線をきれいに書けるように、止め、はらいを意識して室を上げていく練習もしていきましょう。

 

百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★

 

次で1/3まできますよ☆100首めざしてがんばろーーー☆↓↓

⑰百人一首を書いて字を綺麗にする★コツと方法★見本付き★33・34番

 

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