こんにちは。
百合蔵と美句蔵です。
今回は49回目☆
ラスト2!!ここまでたどり着きましたねーーー!!
最初から順番に書き始めている方は、もう96首、書いたんですねーーー★
すごーーーーーい!!すごいことだと思います!!!
以前より字を書く事が好きになってくれて、上手になっていく楽しさを実感してくれたと信じています!
字は絶対上手になるし、「書」は絶対楽しいものです!!断言できます!!
ゴールに向けてあと2回、丁寧に頑張りましょう!!!
Contents
今回の歌について簡単な解説
今回の歌は、
■「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
【意味】
来ない人を待つ、その松帆の浦の夕なぎの時に焼く藻塩のように、わが身は恋心に焦がれている。
【解説】
”まつほの浦”:淡路島の北端、明石海峡を隔てて明石と対する場所。
”夕なぎ”:夕凪。夕方、海の風も波もなくなること。
”藻塩”:海藻に海水をかけて、その海藻を焼いて水に溶かし、上澄みを煮詰めて作った塩のこと。
作者は権中納言定家。藤原定家(ふじわらのさだいえ/ていか)として知られる鎌倉時代初期の歌人・公家で、小倉百人一首の撰者です。
■「風そよぐ 楢の小川の 夕暮は 御禊ぞ夏の しるしなりける」
【意味】
風が楢の葉をそよがせている、このならの小川の夕暮れはまるで秋のようで、ただ禊の行われていることだけが夏であることのしるしであるなあ。
【解説】
”風そよぐ”:風がそよそよと吹く。
”ならの小川”:京都市上賀茂神社の境内の御手洗川のこと。
”みそぎ”:川で身を清めること。ここでは夏越の祓(六月祓)の神事をさす。
作者は従二位家隆。藤原家隆(ふじわらのいえたか)として知られる鎌倉時代初期の歌人・公卿です。「新古今和歌集」の撰者の一人です。
※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★
■実践■練習■
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来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
最初の「来ぬ人」を大事に書きましょう。この歌のキーワードです。
2行目のひらがなの部分は、軽くやわらかく書きましょう。最初の「来ぬ人」の邪魔にならないようにしましょう。
3行目も、流れるように書きましょう。あまり重たくならないようにしましょう。
4行目は画数の多い漢字が出てきます。「藻潮」は形が正方形になるように書きましょう。あまり崩しすぎてしまうとぐじゃぐじゃに見えてしまう場合もありますので、余白に注意しながら書きましょう。
5行目は「身」を少し大き目に書いてひらがなの部分はリズムに乗ってさらさらと書きましょう。字を全て書き終わってから「が」の濁点を打つようにしましょう。
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風そよぐ 楢の小川の 夕暮は 御禊ぞ夏の しるしなりける
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
1番最初の「風」は自分が好きなように書いてみてください★風がそよいでいるのを妄想しながら書いてください。「そよぐ」もそそよそよと風が吹いているように書きましょう。優しい風?さわやかな風?自分の思う「風そよぐ」を完成させてください。
2行目も「小川」をイメージして書きましょう。川が流れているように書きます。
3行目は、画数の少ない「夕」を少し小さ目に書きましょう。
4行目の「御禊」は画数が多い字です。神事のことなので、ちょっとどっしり書いてもいいかもしれません。
5行目は、今までの練習をフルに生かして思いっきり流れとリズムを表現して下さい。気持ちよく書いて終わりにしましょう。
まとめ
今回は、たくさん妄想しながら書いてみてください★
自分が思った妄想を字に表現してみてください。これがけっこうおおしろいんですよね★
自然の物は特に表現しやすいと思うのでいろいろ試しながら楽しんでみてくださいね!
百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★
ここまで頑張りました☆↓↓次回がラストですーーー!!↓↓
※近々UPします♪