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㉒百人一首の書き方★ペン字はお金がかからない趣味★手本解説付43・44番

更新日:

こんにちは。

百合蔵と美句蔵です。

 

今回は22回目☆またまた恋の歌です♪

始めていきます!

 

Contents

今回の歌について簡単な解説

今回の歌は、

■「逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり

【意味】
貴方と逢って愛しあった後の心に比べれば、それ以前の物思いなど無かったようなものだ。
【解説】
”逢ひ見て”:逢って契りを結んで。
”のちの心”:後の恋しくて切ない心。
”昔は”:逢う以前は。

恋が成就した後も、さらに思いが募っていく様子を詠んだ歌です。
作者は権中納言敦忠。藤原敦忠(ふじわらのあつただ)として知られる、平安中期の歌人・公家で、三十六歌仙の一人でもあります。琵琶の名手でもありました。
恋多き貴公子で、右近との恋愛が「大和物語」にも描かれています。

 

■「逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

意味】
もしも逢うことが全く無いのなら、かえってあの人のつれなさも我が身も恨まなくて済むのに。
【解説】
”逢ふことの”:逢って契りを交わすこと。
”絶えて”:まったく。絶対に。
”なかなかに”:かえって。

作者は中納言朝忠。藤原朝忠(ふじわらのあさただ)として知られる、平安中期の歌人、公家で三十六歌仙の一人です。三条右大臣定方(25番歌)の五男です。

※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★

 

■実践■練習■

逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり

このような感じになりました。

今回はいつもと違う改行にしました。

5、7・5、7・7で3行にして書いてみました☆

改行にルールはないので、好きなように変えてしまってOKです。ただし、意味がぶつっときれいないようにだけ注意が必要です。

最初の「逢」のポイントは、シンニョウの曲線をきれいに書く事と、バランスです。

ニョウの船の上にちゃんと乗っかっているのかを見ながら書きましょう。離れていてもダメだし、くっつきすぎていてもダメです。そこがちょっと「ニョウ」の難しい所ですね。

何回も書く位置を変えたりしながらたくさん書いてみてください。もう手と目に覚えさせるようにしてしまいましょう。

2行目は「の」が2回でてきます。最初の「の」を大き目に書きましょう。

「くらぶれば」は全部ひらがなです。この字の並びは面白い。それぞれの字の特徴をとらえて個性豊かに書きましょう。濁点は最後に打ちましょう。

3行目の最後の「ざりけり」をきれいに書きましょう。縦線の緩やかなカーブとはらいに注意しながら丁寧に書きましょう。

 

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

このような感じになりました。

5、7、5、7・7、で改行して4行で書いてみました。お好みで改行して下さい。

この歌も最初の字が「逢」です。しっかり練習しておきましょう。「ことの」は小さ目に。

2行目の「絶」はイトヘンの下の部分を点にしています。ツクリの部分の「色」は、角ばった部分を丸く書いて最後のはねの線を強調させます。大きく堂々と書きましょう。

3行目は、最後の「に」をしっかり書くとバランスが取りやすいかと思います。

4行目は、「人」と「身」のはらいの線を強調させて書きましょう。きれいな線になるように意識してしっかり止まって方向を決めてから書きましょう。「ざらまし」は流れを意識して線に強弱をつけるように書きましょう。

 

まとめ

今回は開業をいつもと変えてみました。

好きなように書いて見てください★

百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★

23へ続きます★↓↓

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