癖のない字が書きたい、名前をきれいに書きたい、大人な字に憧れる、字の勉強がしたい。一緒に勉強していきましょう★

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百人一首で美文字★

㊹百人一首で楷書と行書の練習・書き比べ★手本付87・88番

更新日:

こんにちは。

百合蔵と美句蔵です。

 

今回は44回目☆

着々とゴールに近づいております★

早速始めていきます♪

 

Contents

今回の歌について簡単な解説

今回の歌は、

■「村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮

【意味】
村雨がひとしきり降り過ぎ、その露もまだ乾ききっていないまきの葉のあたりに、霧が立ち上っている。

そんな秋の夕暮れであるよ。
【解説】
”村雨”:にわか雨。
”まき”:檜や杉などの常緑の針葉樹の総称。

作者は寂蓮法師(じゃくれんほうし)。

 

■「難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ 身を尽くしてや 恋ひわたるべき

【意味】
難波の入江に生えている蘆の刈根の一節のように、一夜の契りのためにわが身をつくして、これからずっと貴方を恋い続けなければならないのでしょうか。
【解説】
”難波江”:難波の入江。
”かりね”:刈根と仮寝をかけている。
”ひとよゆゑ”:一節(ひとよ)と一夜をかけている。
”みをつくしてや”:「澪標」と「身を尽くし」をかけている。
”恋ひわかるべき”:恋いつづけなければならないのでしょうか。

九条兼実主催の歌合において「旅宿に逢う恋」という題で詠まれた歌です。
当時の貴族の女性は旅をせず、外出しても従者を引き連れていたので旅先での恋という歌は難題でした。
作者は皇嘉門院別当(こうかもんいんのべっとう)。平安末期の女流歌人です。

 

■実践■練習■

  1. 村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮

このような感じになりました。

5、7、5、7、7で改行して書いています。

ちょっと固い漢字が多い歌です。無理にやわらかくしないで、楷書に近い字で書きました。

ひらがなも同じく楷書に近い字にしています。

1行目の「村」は、キヘンの部分の点を省略して書きました。

「雨」は行書では角を取るように書きますが、今回はしっかり止まって直線で書いています。

2行目の「露」は、画数が多い字です。

しっかり書こうとしすぎると大きくなってしまうので注意しましょう。

「雨」の部分を平べったくして、「路」を書くスペースをしっかり作りましょう。

「干」は、ただ、3本線を引きました、という雰囲気にならないようにそれぞれの線を丁寧に書きましょう。

3行目は、ひらがなが多いですが、全体の雰囲気に合うようにひらがなも楷書に近い字で書いています。

4行目の「霧」も、先ほど同様、大きくなりすぎないように気を付けましょう。

5行目の「暮」は、横線がたくさん並んでいる字です。余白の部分が等間隔になるように書きましょう。

 

  1. 難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ 身を尽くしてや 恋ひわたるべき

このような感じになりました。

5、7、5、7、7で改行して書いています。

こちらは、いつも通り、くずした字を使用して書いています。

最初の字がちょっと重たい漢字ですが、やわらかく軽くなるように書いています。

2行目の「蘆」も画数が多いし、カクっとした字ですが、角をとったりしてやわらかくして書いています。

3行目は全部ひらがななので、流れるようにリズムよく書きましょう。

つながりを大事に意識して。

4行目の「身」は長い縦線と最後の斜めの線をしっかりと書きます。

「尽」は、ひらがなになじむようにふわっと見えるように書きました。

5行目は、「恋」以外はひらがなです。気持ちよくリズムに乗って書いて終わりにします。

 

 

まとめ

今回は、楷書に近い書き方と行書の書き方を2つを練習しました。

違いも楽しんで練習してもらえたら嬉しいです★

 

百首書き終わった時に、絶対字がうまくなっていると思うし、頭も良くなっていると思うし、感受性豊かな人になっているはず★

 

次は45回目―――!!だいぶゴールに近づきました!どんどん進みましょう★↓↓

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