こんにちは。
百合蔵と美句蔵です。
今回はついに50回目☆ラストです!!ここまで頑張りました!!!
よーく考えてみてください。100首ですよ!!すごいことですよ!
今回の練習が終わったら、達成感、充実感をいーーーーーっぱい味わって下さいね★
Contents
今回の歌について簡単な解説
今回の歌は、
■「人も愛し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は」
【意味】
人が愛おしくも、恨めしくも思う。
この世を面白くないと思っている為に、さまざまな物思いをするこの私は。
【解説】
”人も愛し”:人を愛しく思う。
”あぢきなく”:おもしろくなく。
作者は後鳥羽院(ごとばいん)。第八二代の天皇です。
この歌は鎌倉幕府の勢力拡大を懸念して思い悩んでいる事に詠まれました。
■「百敷や 古き軒端の しのぶにも なほ余りある 昔なりけり」
【意味】
宮中の古い軒端に忍ぶ草を見るにつけても、いくら忍んでも忍び尽くせないのは昔の御代であるなあ。
【解説】
”ももしきや”:宮中の。
”しのぶにも”:「忍ぶ草」と「忍ぶ」を掛けている。
”なほ”:やはり。まだ。
”昔”:昔の御代。宮廷の栄えた頃。
作者は順徳院(じゅんとくいん)。第八四代の天皇です。
この歌が詠まれたのは、父の後鳥羽院と承久の乱を起こす五年前。
順徳院が二十歳の時でした。
既に政治の実権は鎌倉幕府に移っており、かつての王朝が繁栄した時代を懐かしみながら現状を嘆き悲しんだ歌です。
※一番実用性があると思いますので行書と楷書の間くらいの字で書いています★
■実践■練習■
99.人も愛し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
1行目、2行目の同じ位置に「人」が並んでいます。少し違う字にしました。
1行目の「人」は楷書に近くして、左右のはらいもしっかりと書きました。
2行目の「人」は1画目の左はらいの線をぐっと止めて、そのまま右側の線に繋げました。
2つ目の「人」の方を行書にして、やわらかく書きました。
もうここまで進んでいらっしゃる方は分かっていると思いますが、同じ作品の中になるべく「同じ字」を使わないようした方が良いので、崩し方を変えています。
もう一つ同じ文字があります。
4行目、5行目に出てくる「思」です。
この字も、崩し方を少し変えて書きました。
5行分の最期の字が「し」「し」「く」と細長く書く字と、「に」「は」と、正方形の形に各字があります。
底を意識して書くと、パッと見たときの印象がきれいになります。
真ん中の3行目はひらがなだけの行なので、柔らかく、流れるように書きましょう。
100.百敷や 古き軒端の しのぶにも なほ余りある 昔なりけり
このような感じになりました。
5、7、5、7、7で改行して書いています。
1行目、2行目の最初の字が、「百」と「古い」です。
長い横線を、質の良いきれいな線で書くと一気に上手に見えると思います。
最初の字というのはものすごく大事なので、「百」の1画目は集中して書くようにしましょう★
先ほどと同じく、真ん中の3行目はひらがなだけです。
「しのぶ」を柔らかく、字の大きさで、メリハリをつけて書くと、かっこいい、こなれた感じになると思います。
5行目の「昔」は漢字なので、大きくしたくなりますが、ひらがなと同じくらいの大きさで書くようにしましょう。
この字をあまり大きく書くと、幼い印象になってしまいます。
最後の「なりけり」もリズムよく、柔らかく書いて、気持ちよく終わりにします。
まとめ
今回で100首、終了致しましたーーーー!!
すごいことです!
百合蔵自身も、心折れそうになった時も正直ありましたが、何とか、のろのろではありましたが、たどり着けましたよ。
継続することって実は大変なことだと思います。
もし、あなたが最初の1首から始めて、今回の100首までたどりつけたならば、とっても立派なことだと思います。
自分の中のやり遂げたことリストに入れてください!
百首書き終わった時は、字がうまくなっているし、頭も良くなっているし、感受性豊かな人になりました!!
自分のレベルがUPしたことは間違いないですし、100首書き終えたことを誇りに思って下さい!!
字を書く事への自信にして下さい!!
頑張りました!!ありがとうございました!!
お疲れ様でした―――――!!!
美句蔵も応援してくれました!!
(ちゃんと最後までやりきりなさいよ!というオーラをだしてくれていました)
ありがと、美句蔵!感謝!
ほかにもいろいろなカテゴリーがあるので、好きなカテゴリーを選んで練習してみてください
オススメ記事を少しだけピックアップしておきます☆