こんにちは。
百合蔵と美句蔵です。
あの、あの、あの、「顔真卿」の作品が日本に来ている!!ぜーーーーーったいに本物を観なければ!!と思い行ってきました!
正直ね、そんなに混まないかと思っていたのですが(←すいません)めちゃ混み!の噂・・・。
みんな、「顔真卿」「書」に興味があるんだなーと思って嬉しくなってしまいました。
Contents
実際行ってみた混み具合・会場等
百合蔵は、開場と同時くらいに入りました!!開場時間目指していくと、並んではいるけれどほぼ待ち時間はなく、会場内は空いていてゆっくり見れましたよ☆
順路を無視して、先に、顔真卿の直筆のお手紙が置いてある「祭姪文稿」を観ることもできます。
そこが、どうやらすごいときは90分くらい待つらしい・・・
ですので、空いていたら先に観てしまうのも手ですよ★
百合蔵は、先に観てしまいました。待ち時間0で観れましたが、後ろにはもう長い列ができていました!
そして、「止まらないでくださーい」と言われるので、ゆっくりは見れませんでしたね。そこは残念。
百合蔵は、解説入りのヘッドホンを借りました。
「祭姪文稿」に書いてある内容を訳してセリフにしてイヤホンから聞こえるのですが、けっこう怖い!
でもすごく分かりやすいから、イヤホンあった方が楽しめるかな。歴史とか、顔真卿の人柄とかも知りたかったらイヤホン借りた方がいいですよ☆
「中国書法」の特徴
日本の字は縦長の長方形に書くようなイメージがあるかと思います。
4字の言葉を書く時には、半紙を縦と横に折って、その中にめいっぱい大きく書いていませんでしたか?
たぶんその名残もあるのかなーと思うのですが、日本は縦長の字を好みます。
「中国書法」は、もし4字を書くとした場合、上下に余白の部分をしっかり取ってそこも折ります。
正方形に近い形にしてから書くんですよね。
日本だと大きく目いっぱいに書くことが大事だったのに、という感じですよ。
中国の書き方は余白も字の一部、というような考えを持っているように感じます。
大人にはこの「中国書法」の方がいいのかな、という気もしています。
百合蔵は、日本と中国の書法を両方勉強しました。
百合蔵が書く字は、中国書法と日本の書道が、混ざった字かもしれません。
この場合はこっちの方がいいかなーとか考えて、日本書道と、中国書法を選んで書くようにはしています。
教える時は、大人には「中国書法が強い書き方、魅せ方」子供さんには、「元気に書く日本書道」を中心に教えています。
顔真卿と中国書法の特徴
「中国書法」と呼ばれる書き方は、日本の「書道」とは違う書き方です。
小学校の時に、書道を習っている人はきっと、「紙いっぱいに大きく元気よく書きましょう」と教わったと思います。
「中国書法」は「余白」を大事にして美しく見せる事が大事、という考え方です。
日本の小学校で教える書道だと、例えば、はらいの線とかはねる線は、筆がかすれてもいいから、勢いよく元気に書こう!みたいな感じで書いていたと思います。
中国での教え方は全然違うんですよ。
「墨を何回も付けていいからかすれないように書きましょう。
ヘンになったら、なぞってもいいからきれいな形にしましょう」という感じです。
日本だと絶対ダメ!と教わっている方も多いと思います。
百合蔵も小学校の時等の「日本書道」は、墨は1字ごとに1回だけしか付けちゃいけなかったし、なぞるなんてありえません!!とおそわりましたからね。
「中国書法」の勉強をするようになって、全然考え方が違うことに気が付きました。
どちらかが、悪い、良いのお話ではありません。
どちらも正しいと思います。
ただ、どちらも知っていることは良いことだとは思います。
ですので、是非「日本の書道」「中国の書道」両方に、興味を持って「書」に触れてもらえたらより楽しいと思います。自分自身の引き出しも増えますので、たくさんの「書」「書法」を観てみて欲しいなーと思います!
顔真卿展で観る時のポイント
今から観に行く予定がある方は、「中国書法」の余白、字の大きさ、正方形に近い形、そんなことを少しだけ思い浮かべながら観るのも楽しいかもしれません。
楷書がどのようにして今の形に確立していったのか。
顔真卿の人柄、表現の仕方。
篆書、隷書、行書、草書の字の違い、なんかを見ると面白いかなーと思います。
ものすごい大きな作品もあって圧巻!!
※ここは写真OKスポットです
近くで見ることができますので、よーーーく見てみてください★
まとめ
見ごたえありました!けっこう疲れた(笑)ので甘い物を🎵
最後は「みはし」のあんみつで締めです♪
いろいろ勉強になりました。
いい時間を過ごせました。是非、見に行ってみてください★
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